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『今日も悪態ついたり人見知ったり』
¥1,500
静岡から東京に引っ越すことが決まった4か月間の日記。 5年間暮らした静岡から、東京に引っ越すことになった。離れたくない。でも砂時計の砂は、黙々と下に落ち続ける。もう一度、砂時計をひっくり返してはじめからやり直せればいいのに。 恨み、恋しさ、疑問、そしてあきらめ。自分の中で渦巻くいろいろな感情も、いつか忘れてしまうのだろうか。忘れられたらきっと楽だ。楽なはずなのに、一方で忘れたくないと切望している自分がいた。忘れてしまえば、いつかここに戻ってくる理由がなくなってしまうから。忘れなければ、何十年かかったとしても、いつか帰ってくるかもしれないから。 あったはずの時間、見たはずの風景、感じたはずの感情。わたしはそういうたくさんのものを未来の自分にたくすために、いままでほとんど書いてこなかった日記というものを、書かずにはいられなかった。 【本屋でのお取り扱い】 ※在庫は各書店様にお問い合わせください ・千葉県千葉市 本屋lighthouse ・静岡県伊東市 本と音楽の店 つぐみ ・静岡県静岡市 本とおくりもの ヒガクレ荘 ・静岡県静岡市 ひばりブックス ・静岡県静岡市 ブックカフェ 四次元 ・静岡県森町 本と喫茶 畔 (表紙の文) 「友達の恋愛話を聞くのは嫌いじゃないけど、聞きながら、その質問が自分には回ってきませんようにといつも祈っている。そんな恋愛をしないわたしの、平凡で幸せで、でも毎日社会や労働に悪態をつきながら悩んでいる、ちょっと人見知りな日記。」 【目次】 ◆日記 2025.3〜2025.8 もう一度はやってこないわたしの静岡の春 お茶の香りに包まれる街・静岡 わたしはやっぱり静岡が好きみたいだ 静岡を離れる実感 主語をトーキョーにしないこと 恋愛がわからない 東京で成し遂げたいことなんてない 「思い返せる場所」を東京に新しく作りに行くのだ 最後を遠のかせる 無理するのはもっといや これだから東京は お金をうむためのわたしの時間が吸い取られるここを離れることを受け入れ始めているわたしの仕事なんてなくたって どこにいてもちょっとずつ傷つく 逃げ出したい気持ちを隠すために 石垣りんの文章は労働の人生そのものまだまだ生きなきゃ 地方だからできた仕事 普通の道になんて戻れないこの社会で生きる全員がきちんと休めますよう 去る気持ちよさを否定できない改東京で会ったとき、何から話す? ビールが飲みてえ 手に入らないからこその切望 だってあなたの人生だから どうやって息をしていたかさえ、わたしはもう忘れていた いつも言葉足らず まやかしの幸せは酒のおかげだった 「ひとり」を知った場所 ひとりで生きることは不可能 せめて働いた分の生活くらい 復興なんてありえない 愛おしい図々しさ いまこの瞬間、この場所が静岡であったら「公正中立」なんて存在しえない 打ちあがらなかった花火 わたしはこの風景を手放していく きっと明日の選挙結果に絶望する 感傷は生活のせわしさにあっという間にさらわれていく 未来の自分にプレゼントを包む いま思えばあれが最後だった 来年はもう見ない花火 一生口下手なわたし これで帰る場所がなくなった その後、東京で ◆エッセイ 1. 商店街にずっと住むのがずっと夢だった 2. 静岡にマンションを買うつもりだったのに 3. 本が読めなくなっていた私を取り戻してくれた静岡 4. 競争から降りたい 5. 映画館の暗闇 6. 生活を編みなおす 7. 東京と日記本 8. アンニョン、静岡 9. 恋愛のない人生 10.「転職したい」のではなく「労働したくない」
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ZINE「28歳、抵抗の自由研究」
¥1,210
「生きていくことは、抵抗だ!」 現在こちらでのお取引は休止しております。 本屋さんでお取り扱いがあるので、一番下のお取り扱いリストをご参照ください。 フェミニズムやジェンダー、生理のこと、韓国ドラマ、タイBLドラマにおける関係や社会運動の表象、母との関係、非婚のことなど個人的なエッセイを集めた全170ページの初の自主制作ZINE。 30歳を目前に人生に迷う著者の、日々の思考の記録です。 1210円 (+送料200円) ー目次ー いつも釈明してばかりの二八歳、非婚主義。 あの時助けてくれたお姉さんへ 韓国ドラマとの出会い 憧れの建物はやがて、永遠の憧れになった 夜の公園でギターを お父さんはなんの仕事をしているの? 一人を承認して 物語がないと生きていけないわたしたちでありますように 母の背中 わたしの生理のはなし タイドラマがみせてくれる光 深夜に珈琲豆を炒る 一人では抱えきれないから、わたしたちは話すのだ 母の再婚 川の風に吹かれながら 人生に迷う二八歳は ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今までどれだけたくさんのことを笑顔で受け流し、我慢してきたのだろう。フェミニズムとの出会いによってそれにやっと気がつき、言葉にできるようになってきた。社会との摩擦に向き合うのは苦しいけれど、黙っているだけでは変わらない。この世界が、あきらめやむなしさが横たわるような場所でなくなることを願いながら、28歳のわたしは、わたしの考えを言葉にすることで、世界に抵抗する。 (裏表紙より) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ★本屋さんにてお取り扱いがあります★ 在庫は各店舗さまにお問い合わせください。 ・本とおくりもの ヒガクレ荘 棚販売・オンラインショップ(静岡県静岡市) ・TOUTEN BOOK STORE(愛知県名古屋市) ・本屋メガホン(岐阜県岐阜市)オンラインショップあり ・Another World Infoshop (愛知県名古屋市) ・1003 (兵庫県神戸市) ・本屋lighthouse (千葉県千葉市)オンラインショップあり ・ひばりブックス(静岡県静岡市)オンラインショップあり ・Amleteron(東京高円寺) ・MoMoBooks(大阪府大阪市) ・電燈(神奈川県横浜市) ・シスターフッド書店Kanin(京都府京都市) ・twililight(東京都三軒茶屋) ・古本と新刊scene(熊本県熊本市) ・本と音楽の店 つぐみ(静岡県伊東市) ・BOOKSライデン(長崎県長崎市) ・有隣堂グラングリーン大阪店(大阪府大阪市) ・ポルべニールブックストア(神奈川県大船) ・ BOOKS移動祝祭日 販売依頼・お問い合わせは[email protected]まで。